学校の、給食室の前を通る。明日の献立がホワイトボードに書いてある。
「・・・肉じゃがかぁ・・・」。
そういえば最近ひさしく食べてない。ちょっと楽しみに思えた。
さて日が落ち帰宅する時間となった。駐車場へ向かって歩いていると、近所の晩ご飯のにおいが漂ってきた。
「これは・・・肉じゃがの、においだ」。
すごく美味しそうなにおいだった。
家に着くなり、父がウキウキと
「ワシの作った料理、食べてくれやー」といきなり言うではないか。最近気まぐれに料理をするようになった父、何かあったのか??

「・・・肉じゃがだ・・・」。
父の、初肉じゃが。なかなかおいしゅうございました。
「なんで男のワシが料理せなあかんねん」なんて言ってたけど顔はまんざらでもなさそうな父であった。